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Posted by だてBLOG運営事務局 at

2013年04月29日

A級

@ふくわうち


T「今日もノートテイクをどうも。」
K「さあ、飯だ。おっ、見ろ、今日は肉野菜炒め定食がおいしそうだ。」





T「まあ、好きなの頼めよ。ちなみにこの次の授業は生物学だよ。」
K「もう、何でも来い。肉野菜炒め定食の後の俺には何の敵もいない。」
K「さて、今日は、手話がなぜ聴者を惹きつけるかについて話してみたい。」
T「はあ。」
K「手話は」
K「ソウゾウの言語だ。」
Kは紙ナプキンの真ん中にカタカナで「ソウゾウ」と書いた。
K「手話は想像に満ち溢れた言語だから、想像力がつけばつくほど、もっと色々なことを、より細部まで、より深く、より強く想像することができる。」
ソウゾウ、と書いた左に、「想像」、と書いた。
K「そして同時に、想像した世界を創造して伝えることができる。」ソウゾウ、の右隣に「創造」と書き足した。
K「想像する喜びと創造する喜び、この二つが手話の中にはある。喜びは笑顔をもたらしてくれる。俺は、手話で話していると、笑いたくなってしまう。例えば、シリアスな表情で『お前はもう死んでいる。』と言わなければならないのに、『オラは死んじまっただ~。』になってしまう。だから、俺は手話表現が上手くなりそうにない。お前だってあのカナダの工場についての論文、読んだだろ?」
T「流れ作業だから持ち場を離れられない上に、作業音で会話もできないから、手話で従業員が会話しあう工場がカナダにある、ってやつだろ。読んだよ。」
K「あの論文の一番興味深いところは、従業員が、『工場外でも手話で会話している』というところ、そしてもう一つが『手話で会話しているときの方がより生き生きと会話している』という点だ。
 手話には、なんでもかんでも即物化させてしまったこの国を豊かに再生する大きな可能性があると俺は見ている。ろう者は少数者であって障害者ではない。
 本当の福祉は、『でっぱりをつけてでっぱりを取ることだ』って前言ったろ?シャンプーとリンスを区別するためにつけたでっぱり、電卓やパソコンのでっぱり、そういうものはつけていって、道端の段差、ああいうでっぱりは減らしていく。フ遍的に続クシあわせ、それがフクシであり、福祉のはずだ。『ろう者』に代わる、新しい言葉を、それこそ想像して創造できないもんかなぁ。むっ。たまごが、うまい。」



T「たとえば?」
K「ソウゾウシャ」
ト、サキホドノメモヲユビサシタ。
T「カタカナハビミョージャナイカナ」
K「まあ、それは宿題にして、今日の授業を締めようと思う。」
T「どうぞ」
Kは新しい紙ナプキンを取り、
K「さっき、俺は、手話はどんな言葉だと言った?」
T「ソウゾウ」Tはカタカナでソウゾウ、その両脇に想像、創造と書いた。
K「その通り。そして手話という種に喜びという妖精がやってきて、栄養を注いでくれる、するとどんな芽が出てくると思う?」
T「笑顔」
K「すばらしい。では、ここで一つ問いかけよう。手話は、想像する喜び、創造する喜びの他にもう一つ、喜びの力を持っている。それは何だと思う?」
T「ん~。何だろうな。ヒントはあるか?」
K「ヒント。テレビにはなくて、このA定食の置かれたテーブルの上にはある。本にはなくて、ディズニーランドにはある。むむっ、いつも旨い味噌汁は、この日は大根となめこであるぞ!」



T「ん~。なんだろうな。」
K「『伝え合う喜び』だよ。『コミュニケーションする喜び』ってやつさ。」
T「なるほど。テレビにはないが、このテーブルの上では成立してるな。でも、二つ目のディズニーランドっていうのはなんでだよ?」
K「T、お前、ディズニーランドに一人で行くか?ミニーを奪いにミッキーに戦いでも挑むのか?」
T「お前なら一緒に行ってくれる人がいないからと一人で癇癪起こして行きそうだよ。。」
K「それは言うな。二人で行きたいなあ。」
T「さて、じゃあ講義に行くか。」
K「今日の講議代は、大サービスでお昼ご飯代でいいぞ。」
T「まあ、出してやるよ。しそうにないが、出世払いの貸しだからな。」
可愛い店員「○○円になります。」
K「一緒でお願いします。」
可愛い店員「はーい。△△円になります。」
K「今度は姉妹店の「大統領」にしない?」


出ku足ra払yaい
  


Posted by のんびり探検隊2 at 09:56Comments(0)食堂
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