昨日7月9日、十和田湖休屋の十和田湖小学校体育館で、十和田八幡平国立公園指定80周年記念式典が執り行われました。
昭和11年2月1日に国立公園に指定された十和田湖。
追加指定された八幡平の60周年記念式典は、春山シーズンを控えた5月22日に既におこなわれています。
この日の十和田湖はどんより曇って、ときどき雨。
航空自衛隊北部航空音楽隊の演奏に続き、主催者あいさつ、来賓祝辞。
そして、ロゴマークの優秀作品表彰。
こちらのロゴマーク
優秀作品を作成した工藤和久さんに表彰状が渡されました。
副賞に地元特産の十和田湖ヒメマス、ニンニクと長芋の詰め合わせが贈られました。
続いて、基調講演。
昭和26年から蔦温泉で働いて、自然公園指導員で十和田八甲田地域の国立公園に長年携わった小笠原哲男さんのビデオメッセージが流されました。
生き字引のように、様々な思いでと、皆さん知らなかった十和田湖のお話を聞くことができました。
会場には、小笠原さんの弟で、彫刻家の田村進さんが制作した高村光太郎の像が展示。
乙女の像の作者 高村光太郎は十和田湖の発展に欠かせないですものね。
基調講演 2人目は、NPO法人熊野で健康ラボの木下藤寿さんの「吉野熊野国立公園の自然を活用した地域の活性化」
世界遺産に登録された熊野古道でウォーキング、ヘルスツーリズムの事業展開を報告。
とても賑わっている様子をご紹介いただきました。
最後にパネルディスカッション。
「十和田八幡平地域の自然を活用した新たなツーリズムの普及に向けて」と題して、
環境省に勤務して、十和田湖での勤務も長く、その後秋田県庁でも環境行政に携わった青木満さんをコーディネーターに、
木下藤寿さん、NPO法人ACTY理事長の町田直子さん、十和田ビジターセンターの森永光さん、NPO法人中滝ふるさと学舎の湯瀬政弘さんの4名をパネリストに話しが進みました。
皆さん、三陸復興国立公園や、十和田湖地域でご活躍されており、自然を知っていただくこと、地域を活性化することについて意見交換が行われました。
本日7月10日は、第1回十和田湖マラソン大会。すがすがしい十和田湖畔を500名を超えるランナーが走り抜けます。
まだまた梅雨まっただ中ですが、節目を迎えた十和田湖。ぜひお越し下さい。
スーパーたんぽこまちでした。