八郎太郎と辰子姫

のんびり探検隊2

2015年12月02日 08:00

 十和田湖が大噴火してから今年で1100年。
 平安時代 西暦で言えば915年に発生した「十和田大噴火」は、日本で起きた最大の噴火であったと言われています。
噴火した噴煙や泥流の量が50億トンとも言われています。想像できません。
 そして下流の鹿角・大館・北秋田と泥流が流れていったそうです。

 この歴史の史実を、龍が暴れて下っていった様子を「八郎太郎」の物語にしたといわれております。
 この史実と伝説を「八郎太郎と辰子姫を追いかけて」と題して、11月28日に講演会が行われました。

 会場は旧関善酒店の

奥蔵。


 会場には100名ほどの聴衆が集まって講演を聞き入っていました。


 まずは、総務省地域力創造アドバイザー 五十嵐經さんによる講演。


 地元の山や地名がどんな形で八郎太郎伝説につながっているか。

 書き尽くせば長くなりますが、八郎太郎が男神山と女神山の間に山を動かして米代川、大湯川、小坂川の水を止めようとしたことを聞いた鹿角の神様43体が集まって相談した場所が「集宮」。
ガッテン!

 二ツ井の山に穴を開けようと白いネズミを集め、それを追いかけてきた猫を神様がつなぎ止めていた場所が、猫繋=>小繋 になったとか。
ガッテン! ガッテン!!
 史実をこんなにおもしろく紹介されると、とても思いがふくらみます。


 後半は、八郎太郎物語を、鹿角のむがしっこを語る会の北村さん、沢田さん、佐藤さんの3人の語るべがリレー
十和田湖-二ツ井-八郎潟-田沢湖と、いわゆる「三湖物語」を語り継いでくれました。




 前の五十嵐さんの講演を聞いているので、鹿角弁で話す3人のお話もすーっと頭に入ってきます。

 今回は特別編ですが、花輪朝市のある3と8のつく日で月に一度ほど、語りの会が開かれております。
 みなさんもお話に聞き入ってみませんか?
 どっとはらい(おしまい)


スーパーたんぽこまちでした。

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