2014年01月05日
鹿角市のシンボルと大湯スキー場
改めて、明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
3日、思い立って新春の鹿角をドライブしてみました。しばらく行くと、雪を少しかぶったこのオブジェ。高さは10メートルくらい。積雪50センチほどでしたが、見上げるとけっこう巨大です。てっぺんの鹿は体長2メートルくらい。白い鹿角市の市章も直径1.5メートルくらいはあります。(下はクリックすると画像が大きく鮮明になります)
このオブジェの場所からは見晴らしがよく、八郎太郎が米代川をせき止めようとしたという、末広の男神・女神の崖が望めます。
そう、ここは大湯の黒森山公園。年季の入った案内看板が立っていて、そこには鹿と市章のオブジェ、そして懐かしの大湯スキー場の表示もありました。(右はクリックすると画像が大きく鮮明になります)
黒森山に対面する農道からは目をこらすと右の黒矢印のところに鹿がはっきりと見えます。夏は葉が茂っていて見るのが難しいかもしれません。
望遠鏡で見るとこんな感じです。このオブジェはおそらく昭和47年鹿角市誕生の頃に建てられたものと思います。
当時、ここは県内初のリフトが建設され、国体やインターハイを実施した県内屈指のスキー場であり、このオブジェは第1リフトの外回りコースの「壁」の上にそびえていました。しかし、平成の初め頃にスキー場は営業を終えました。
30年くらい前の大湯スキー場です。上の写真と見比べて下さい。バスが通り、リフト2基、ロープトウ1基、70m級ジャンプ台1基を備えたたいへんすばらしいスキー場でした。そんな環境の中で新市のシンボルとしてオブジェが建設されたのでしょうね。しかし、それも今となっては「夢の跡」。役割を花輪スキー場に譲り、静かに鹿と市章がりんご畑を見下ろしています。夏場はオブジェのほぼ下まで車で登っていくことができますのでぜひ見に来て下さい。
浦島次郎でした。
Posted by のんびり探検隊2 at 10:00│Comments(0)
│文化
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