2013年07月30日

小沼夢幻塔杉

 花輪にある鹿角警察署前の十字路をこの軽自動車のように東に進んでいくと、かづの厚生病院を右手に見てやや突き当たりに「小沼夢幻塔杉」という赤い鳥居の神社があります。この小さな神社に壮大なドラマが秘められていました。
小沼夢幻塔杉小沼夢幻塔杉









 この神社の左にあづまやのようなものがあります。そこに「夢幻塔杉の譜」という説明があって、それを読むと驚くべきことが書いてあります。
小沼夢幻塔杉














 何と、戦前までここに樹齢2000年、高さ40メートル!の巨大な杉が生えていたというのです!! 古代米代川の残存沼があり、フナ・ドジョウ・ウナギ、野鳥たちの楽園であったといいます。沼畔に立つ鹿角で最大最古の神樹であり、落雷を受けても霊験あらたかに畏敬を集めていましたが、昭和の初めに2度の放火にあい、「夢幻のごとく」焼失してしまったとのことです。

小沼夢幻塔杉 そして月日は流れて平成に入り、地元の方々の熱意により史料に基づいた発掘作業を行い、ついにこの地に樹根を発見したというのです! 
 さて、この床のような敷板をよっこらしょと上げてみますと・・・



 おおっ、あります、あります。根が!! かなりの大きさです。そして焦げ跡でしょうか、黒くなっているところもあります。(クリックすると画像が大きく鮮明になります)
小沼夢幻塔杉小沼夢幻塔杉








 それにしても、田園地帯に屹立する巨大な神樹、どんな感じであったのでしょうか。説明板の中央には墨絵でその様子が描かれています。この大きさで昔のことですから、はるか遠くからも見えたのでしょうね。そしてその神樹の根が埋まっているはずと掘り起こした方々の熱意にも頭が下がります。
小沼夢幻塔杉













 
 鹿角にはたくさんの旧跡があることを再発見した病院帰りでした。皆さんも一度お立ち寄り下さい。

                           浦島次郎でした。



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Posted by のんびり探検隊2 at 10:00│Comments(6)歴史
この記事へのコメント
興味をひかれ、さっそく見に行ってまいりました!
そんなにも大きな樹があったのですね。
Posted by にゅーろ at 2013年07月30日 21:09
この大樹のことは初めて知りました。大樹と言えば凧男が幼少時代に遊んでいた大日堂の「姥杉」(子供の頃はオバスギと読んでいた…)を思い出します。今は枯れてしまい下部だけが残されていました。
Posted by 凧男 at 2013年07月31日 06:19
こんにちは(*^_^*)
いつも遠目に見ておりました。
実際に車を停めてみる事はしてなかったけど、なんとドラマチックな背景が…。何気なく見過ごしている事でも、ちょっと気をとめてみると、色んな発見があるんですねえ。そう思うと鹿角市民であっても知らない事、沢山あるんですよね。そう言うのを探すのも休日の楽しみ方かもしれませんね。
Posted by Hime(*σ_σ艸) at 2013年07月31日 10:50
にゅーろ 様 コメントありがとうございます。何々があったという話が伝わっているというのはよく聞きますが、それを掘り当てた!というのはインディー・ジョーンズのような気分でしょうか。実際行かれたということなので他の人たちにも広めて下さい。これからもよろしくお願いいたします。
Posted by のんびり探検隊2のんびり探検隊2 at 2013年07月31日 12:23
凧男 様 コメントありがとうございます。オバスギとオジスギ?が対でしたっけ?大日堂の内部に切られる前のオバスギの写真があったような。大樹というのは信仰の対象になるんですね。凧男さんは小豆沢の近くのようですので今度小豆沢あたりの何かを探してみます。
Posted by のんびり探検隊2のんびり探検隊2 at 2013年07月31日 12:29
Hime(*σ_σ艸) 様 コメントありがとうございます。鳥居が赤いので、遠目からもあるなというのは分かるんですよね。私もそうでした。昔の大樹の説明を読んでも、根を見なかったらそんなにびっくりしなかったと思います。「あった~!!」発掘隊?の感激が目に浮かびます。エジプトまでいかなくてもそういう感激は味わえるんですね。ストーンサークルもそうだったのでしょう。
Posted by のんびり探検隊2のんびり探検隊2 at 2013年07月31日 12:37
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    コメント(6)