2013年04月15日

湯瀬渓谷の天狗橋

 天狗橋は湯瀬渓谷、米代川の急流にかかる朱塗りの橋です。現在、天狗橋と呼ばれる橋が一所に3つ存在しています。いずれも国道横の天狗橋駐車場から見ることができます。

 南側の東北自動車道の天狗橋。(南側から撮影) 昭和58年頃に竣工しました。上を走っていると分かりませんが、できたときから天狗橋の名の通り橋脚が赤く塗られていました。
湯瀬渓谷の天狗橋















 その北側、JR花輪線の天狗橋。(南側から撮影) 昭和6年頃に竣工しました。赤く塗られたのは平成になってからだと思います。JRさんも粋なことをしますね。素敵です。湯瀬温泉駅に向けて列車が走って行きます。
湯瀬渓谷の天狗橋















 本家本元の天狗橋。(西側から撮影) JR天狗橋の北下に位置しています。この橋は平成3年に復元されたものです。橋の由来は古く、天明8年(1788)幕府巡検使に随行した古川古松軒は「この橋のかかりし所、双方より大岩のきおい会う上に板橋をかけしものにして甲州猿橋のごとく高さ限りなし」と「東遊雑記」に記しています。なるほど、橋の周囲には奇岩絶壁が連なり、下を見下ろすと雪解け水の激流となっていてとても怖いです。ここに橋をかけた人々は当時大変な苦労をしたことでしょう。
湯瀬渓谷の天狗橋湯瀬渓谷の天狗橋









 
 この橋はだんぶり長者の依頼によって天狗がかけたものだという伝説があります。菅江真澄も天明5年(1785)にここを通過し「昔この橋や天狗の渡し初め給えしとて人ごとに天狗橋という」と記しています。橋のすぐ上側に天狗神社があるというんですが・・・ありました! 高さ60センチ程です。(左) 神社ではなく石の祠(ほこら)です。南部藩士の漆戸茂樹の「北奥路程記」(安政3年頃 1856)には挿絵があり(右)、「天グドウ」と記されています。昔は立派なお堂だったのでしょうか。(右はクリックすると画像が大きく鮮明になります)
湯瀬渓谷の天狗橋 湯瀬渓谷の天狗橋








 
 3つの天狗橋が1枚の写真に収まるのが今の季節です。これから木々の葉が茂ってきて見通せなくなります。南北両方向から撮影してみました。左は南側の国道から。手前の高速道天狗橋が巨大で、奥に本家天狗橋が小さく見えます。右は北側の少し高い畑からの遠景。(左右ともクリックすると画像が大きく鮮明になります)
湯瀬渓谷の天狗橋 湯瀬渓谷の天狗橋










 天狗神社(天狗堂?)のところから撮った2枚の写真をパノラマのようにつなげてみると、3つの天狗橋を見渡した様子になります。左が南、右が北です。
湯瀬渓谷の天狗橋湯瀬渓谷の天狗橋






 
 

 新緑や紅葉、奇岩や渓流等の自然の魅力に加えて橋や神社、列車など人工的な魅力もある湯瀬渓谷。どの季節も楽しめる素敵なところです。

                                浦島次郎でした。



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Posted by のんびり探検隊2 at 10:00│Comments(0)観光施設
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