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2015年03月26日

恩徳寺の地獄絵図

 雪解けがすすむ花輪の恩徳寺です。このお寺は、県の指定(昭和30年)重要文化財である鎌倉期の木造弥陀三尊(阿弥陀如来・勢至菩薩・観音菩薩)や、幕末の戊辰戦争戦没者のお墓等で有名ですが、今回紹介するのは、平成14年建立の位牌堂「三世堂」(左側)への入り口に設置された「地獄絵図」です。


 
 三途の川にかかる橋を渡ると、閻魔様が控えています。この横に掲げられているのが「地獄絵図」です。副住職の岩舘裕章さんにお話をうかがいました。



 人は亡くなった後、七日ごと七週間(四十九日)、菩薩様方によって極楽へと導かれていきますが、5人目の地蔵菩薩様が実は閻魔大王様でもあり、人は罪業の告白をしなければなりません。そこには、偽りを許さない鏡(中央やや左)や罪の重さを示すはかり(中央やや右下)があります。そして罪の重い者は地獄に落ちて鬼たちに荷責されるわけです。



 血の池に沈められたり(左上)、舌を抜かれたり(右上)、針の山で串刺しになったり(左下)、のこぎりで体をひかれたり(右下)、それはそれは苦しそうです。(クリックすると画像が大きく鮮明になります)










 

 

 


 
 お寺にある地獄絵図や幽霊の図等は、お盆やお彼岸に展示されることが多いのですが、恩徳寺では常時見ることができます。岩舘さんのお話では「悪いことをすればそれなりの罰を受けるのだ」という昔の人々の考えを、現代にも通じることとして感じてほしいという気持ちも込めて常設の形にしたということでした。



 どなたでも遠慮なくおいで下さいということでしたので、普段の自身の生活を振り返る意味でも見学に行ってはいかがでしょうか。予約等なしでも見学できます。
              
               曹洞宗 赤石山恩徳寺 にて 浦島次郎でした。  


Posted by のんびり探検隊2 at 09:00Comments(2)文化
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