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Posted by だてBLOG運営事務局 at

2013年07月15日

ちょっとのあいだのさようなら~彩の中の坂道2~

 7月13日の夜行で、鹿角を離れました。
 しばらく、日本を離れることになりました。
 毎回移動に夜行バスを使っていましたため、目が覚めてバスを降りると、まるで別世界に辿りついたような気持ちで過ごさせて頂きました。
 正直、この3カ月間は、夢を見ているかのような日々でした。
 
 秋田の方々はどれだけ忍耐強いんだ、と驚かされた3カ月でした。
 職場のみなさんは、私の犯した数々のミスを、フォローしてください続けました。
 「行きたい」「参加したい」と言った私にチャンスを与え続けてくださいました。
 お酒の強さ(もちろん、みんながみんなではないですが)と、お酒が入った後の、周りの人への親しみ方は、普段の控えめな様子とまるで別人でそれはそれは驚かされました。
 「秋田の方と一緒にお酒を飲もう」ツアーでもあったら、訪れた観光客の方々は驚くこと必至です。


鹿角に来て一番好きになった言葉は、

「なんもです」

でした。「なんでもないよ」よりも柔らかく、「大丈夫」というより温かい、素晴らしい表現です。

気恥かしくて、一度も使えずじまいでした。いつかは使ってみたい言葉です。

「なんもです」


呑衛兵あなさんのメッセージのおかげで、スタートダッシュができました。改めて感謝申し上げます。

やっちーさんのメッセージのおかげで、淡白な食生活に楽しみをもらえました。

Hime(*σ_σ艸) さんのメッセージのおかげでブログを書く方はとても救われています。反応があると次もがんばろうって思えます。

凧男さん。ブログで、鹿角にいるからこそ撮れる写真を掲載することで、誰かの力になれることがあるんだということを学ばされました。

satoさん。Sato先生は鹿角でさまざまに動かれているようです。ぜひお子さんと一緒にお会いできるとよいなと思っています。。

さとちゃんさん。私の分まで花輪図書館とクイーンで楽しい時間をお過ごしになってくださいね。

鹿愁さん。クイズの答えは何ったのでせう。

JG7MER / Ackee さん。とても勉強になりました。ありがとうございました。

はなみずきさん。鹿角に一度しかいらっしゃったことがないのに、このブログをきっかけに鹿角を好きになってくださりありがとうございました。はなみずきさんのような方がいらっしゃるのだから、という視点は欠かさずに綴ってきました。ありがとうございました。

私自身、直接お会いしたことやお話ししたことがない方々のおかげでこんなにも支えられることがあるのだ、というのが今回学ばされたことです。本当にありがとうございました。


 鹿角の皆さまへ。
鹿角に来てから、どなたかの言葉でも聞き、観光関連の書籍にも掲載されていた言葉があります。

「そこに暮らす方々が、自分の暮らす場所を好きになることが全ての始まりだから」

 鹿角に来たばかりの私のような者ができることは、鹿角に暮らす皆さまの「日常の中にある魅力」を堀り起こすこと、それを鹿角の皆さまにちょっとでも気づいてもらえるように、大変恐縮ですが、そんな想いでこの3カ月を過ごさせて頂きました。

 「帰ってきたい」
 そう思える鹿角のような地に生まれ育って、暮らされている皆さまが、私はとてもうらやましかったです。
 ニホンザリガニが生き残ってくれているような美しい自然が鹿角にはあります。
 けれど、一番の魅力は自然ただそれだけではありません。
 根なし草のような、孤独と隣り合わせで生きてきた私のような者にとって、鹿角の一番の魅力は「人」でした。どんなに美しい自然があっても、ニホンザリガニと2人で生きていくのは私には難しいです。
ニホンザリガニが暮らしている自然に、寄り添って暮らされている方々がいるから、魅力ある鹿角がある、そう思っています。

 ご紹介したい記事の素材はいっぱいあったのですが、時間が足りませんでした。
 私が一番観光客の方とお会いし、お話した場所であるコインランドリーについて。
 コンビニやスーパーの店員さんの接客の丁寧さと誠実さについて。
(お一人だけご本人の了承頂けましたのでご紹介しますと、振興局近くのサンクスの店員の「かわまた」さんの接客は実にすばらしいです。とてもかわいらしい方ですが、実に楽しそうに働かれています)
 このブログをチェックしてくださりつつ、私に鹿角弁の指導をしてくださり、キュウリの漬物を毎日下さり、最終日にはランチをごちそうしてくださった清掃員の皆さま。
 紹介したくて色々調べて収集がつかず、ほとんど紹介できずじまいにおわってしまった小坂町の偉人や場所や暮らされている皆さま。
 止まらなくなるのでこの辺で。


最後に、私に「鹿角」を教えてくれた方に。

 「なんとか鹿角で過ごしてみたい」そう思って動いて、最後の最後で振興局に拾ってもらえました。
しかも、一番鹿角を知ることができ、鹿角で活躍されている方とお会いするチャンスにも恵まれる「観光班」に入れてもらえました。周りの方々にも恵まれ、最高の形で鹿角での3カ月を過ごすことができました。

 「本気で想うと実現する」
本当にそうだな、と実感しています。今回、鹿角に来られたことも。今回、一旦鹿角を離れることも。あなたに以前話した通りに、進んでいます。
 ただ、まさかあなたから一度も連絡がないとは正直思いませんでしたけれど。
 せめて、私がここにいる、そう伝えるために、私のこれまでの記事の全てに、あなたなら書いたのが私だと気づけるような「鍵」を、さまざまな形で散りばめさせて頂きました。
 
 あなたが帰りたいと言っていた鹿角は、
 自然の豊かさと人の温かさが手を取り合って共に暮らしている美しい場所でした。

 あなたが帰りたいと言っていた理由が、あなたが帰りたくなる理由が、とてもよく分かりました。

 あなたは必ず夢を叶えて鹿角に帰ってくるから、先に伝えておきます。

  「おめでとう」

 あなたに会えたおかげで、鹿角を知ることができました。

 「ありがとう」

 いつか鹿角で会おうね。

 Kuraya
  


Posted by のんびり探検隊2 at 17:13Comments(11)その他

2013年07月15日

ニホンザリガニ

ニホンザリガニに会うことができました。

ニホンザリガニは北海道と青森・秋田・岩手の一部でしか会うことができません。

一定の湧水がある環境に棲息しています。里川の水温が一定に保たれている上に、冬は落葉により日光がより照射されることによって温度が保たれます。
ニホンザリガニははさみがあるのですが、魚に負けてしまいます。捕まるとはじめは死んだふりをします。その間がシャッターチャンスでして、少し経つと逆にどんどん動き出します。
ニホンザリガニは落ち葉を食べて暮らしています。落ち葉を分解している微生物がたんぱく質源となっていて、ニホンザリガニによってさらに分解が進むことによって里川に栄養分が供給されています。

2000年絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。
日本国内には他にアメリカザリガニとウチダザリガニがいます。どちらも、日本国民の栄養源として輸入され、逃げ出したり放たれしたごくわずかな数が、すさまじい生命力と繁殖力で勢力を伸ばしました。
北海道ではウチダザリガニの拡大に伴い、ニホンザリガニが消えていっています。
ニホンザリガニは環境破壊に恐ろしく弱く、広葉樹が切り倒されると里川から消えてしまいます。
自然が残されていることの指標となる存在です。

鹿角にはニホンザリガニがまだ生きてくれています。ニホンザリガニが暮らせていかれる環境が残されています。
ニホンザリガニに会うことができて幸せです。夢がひとつ叶いました。
ニホンザリガニが暮らせる鹿角の自然が、守られ続けますように。
Kuraya  


Posted by のんびり探検隊2 at 07:13Comments(0)
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